トヨタの期間工として働いていた千葉県在住のTさん(35歳)に話を聞きました。
2012年4月~2012年10月までの半年間、愛知県のトヨタで期間工として働きました。
もともと普通のサラリーマンだったのですが、独立して自営業になろうと思ったのですが、元いた会社の関係や季節的なものもあってしばらく時間を置きたかったのと、少しでも資金を集めておきたかったので、期間限定で、給料も高い期間従業員を選びました。
面接は東京のオフィスで、結構たくさんの人たちが集まっていました。志望動機や健康状態、何ヶ月くらい働くことを考えているのかを聞かれました。普通の面接と同じく、なるべく明るく、はきはきと答えるように気を付けました。
車の部品の塗装を担当していました。延々と流れてくる部品を手早く塗装しなければならないのですが、慣れてくるとプラモデル感覚で楽しく仕事することが出来ました。大手の会社だけあって、労働時間は過重にならないようにしっかりと管理されていたと思います。
もともといた会社よりも給料は何割か高給だったので、助かりました。他の仕事に比べてもかなり割のいい仕事だと思います。残業代もやった分だけきちんと支払われていて、サービス残業とは無縁だったのでやりがいがありました。
寮は、それほど広くありませんでしたが、一人部屋でプライバシーはしっかりと確保できました。寮費が無料だったので、期間従業員になる前に住んでいた部屋の家賃分、ほぼ丸々貯金することが出来ました。
肉体的には、かなりきつい職場だと思いました。部品を移動させたり、延々と機械を操るので、仕事中はほぼ立ちっぱなしですし、腕はパンパンになってしまいました。ただ2週間くらいすると、体が慣れてくるのか、だいぶ楽になったので最初だけ我慢が必要です。
とにかく人生で一番給料が良かったです。残業もすればするほど残業代がもらえるので、楽しみになっていました。寮費は無料だし食費も安いですし、福利厚生もあったので、長く続ければかなり貯金することができたと思います。また、同じ作業をしていた人と仲良くなって、今でも連絡を取り合うくらいの仲になりました。
結構大変な作業だったので、同僚や上司とはお互い何となく苦労を分け合った戦友的な雰囲気が生まれて、みんなそれなりに仲が良かったと思います。作業中は黙々と、休憩中や終業後は和気あいあいと過ごすことが出来ました。
最初のうちは体が疲れ切っていたので、一日部屋で寝ていましたが、慣れてくると余裕が出てきて、近くの町に遊びに行ってました。地元から遠く離れていたので、観光気分であちこち見て回って楽しむことが出来ました。
初めの数週間は、肉体的にも精神的にも大変だと思いますが、それを過ぎるとかなり楽になりますので、最初は何とか踏ん張ってください。給料や福利厚生はしっかりしていますから、長く続けるとお財布にもうれしいですよ。
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